【時短・ほったらかし】電気圧力鍋は本当に神家電?メリット・デメリットを徹底レビュー

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はじめに:忙しい毎日の救世主「電気圧力鍋」の実力とは?

仕事、家事、育児……。現代人の一日は、「時間」との戦いです。「家族には栄養バランスの整った美味しい食事を作ってあげたい。でも、キッチンに立つ時間は少しでも減らしたい」そんなジレンマを抱えている方は多いのではないでしょうか。

そこで近年、爆発的なヒットを記録しているのが「電気圧力鍋」です。材料を入れてボタンを押すだけで、本格的な煮込み料理が完成するというこの家電。「ほったらかし調理」という魔法のようなキーワードに惹かれつつも、決して安い買い物ではないため、導入を迷っている方もいるはずです。

本記事では、実際に電気圧力鍋を使用しているユーザーの視点から、そのメリットとデメリットを包み隠さず徹底解説します。良い面だけでなく、購入前に知っておくべき注意点もしっかりとお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

電気圧力鍋とは?ガス式圧力鍋との決定的な違い

メリットを解説する前に、まずは「電気圧力鍋」がどういうものなのか、従来の「ガス式圧力鍋」との違いを整理しておきましょう。

最大の違いは「火を使わない」こと

電気圧力鍋は、その名の通り電気を使って加熱し、圧力をかける調理家電です。マイコン制御により、以下の工程をすべて自動で行います。

  • 加熱(温度調整)
  • 加圧(圧力をかける)
  • 調理(設定時間の維持)
  • 保温(調理後の温度キープ)

ガス式圧力鍋の場合、火加減の調整や時間の計測など、調理中はキッチンのそばを離れることができませんでした。しかし、電気圧力鍋は「スイッチを押したら、あとは機械におまかせ」が可能になります。この「自動化」こそが、電気圧力鍋が「神家電」と呼ばれる最大の理由です。

【メリット】電気圧力鍋がもたらす3つの「時短革命」

それでは、具体的にどのようなメリットがあるのか、大きく3つのポイントに分けて見ていきましょう。

1. 「時産」効果:調理時間が自由時間に変わる

電気圧力鍋の最大のメリットは、調理時間を短縮すること(時短)以上に、「キッチンに拘束される時間をなくすこと(時産)」にあります。

例えば、豚の角煮を作るとしましょう。通常のお鍋なら数時間、ガス式圧力鍋でも火加減の調整のために30分程度はコンロの前にいる必要があります。しかし、電気圧力鍋ならどうでしょうか。

  • 食材を切って鍋に入れる
  • 調味料を入れる
  • 蓋をしてボタンを押す

作業はこれだけ。所要時間はわずか5分〜10分程度です。あとは完成のブザーが鳴るまで、お風呂に入ろうが、子供の宿題を見ようが、あるいはソファで好きなドラマを見ようが自由です。「料理をしているはずの時間」を「自分のための時間」に変えられる点は、忙しい現代人にとって計り知れない価値があります。

2. テクニック不要で「お店レベル」の味に

「料理が苦手」「味付けに自信がない」という方こそ、電気圧力鍋の恩恵を最大限に受けられます。

圧力調理は、鍋の中を高温・高圧の密閉状態にします。これにより、以下の効果が得られます。

  • 味が染み込む:短時間で食材の芯まで味が浸透します。
  • 柔らかくなる:筋の多いお肉もホロホロに、魚は骨まで食べられる柔らかさになります。
  • 栄養を逃さない:密閉調理のため、野菜の甘みや栄養素が煮汁に溶け出しすぎず、素材本来の味を楽しめます。

火加減の失敗で「焦げ付かせてしまった」「中が生煮えだった」という失敗もほぼありません。誰が作っても、いつ作っても、均一で高いクオリティの料理が完成します。

3. 火を使わない「安全性」と「快適さ」

特に小さなお子様がいるご家庭や、高齢者のいる世帯でおすすめしたいのが「安全性」です。

直火を使わないため、調理中に子供がキッチンに入ってきても、火傷や引火のリスクを大幅に低減できます。「火をかけたままうっかり忘れてしまう」という事故の心配もありません。

また、夏場の調理が快適になるのも隠れたメリットです。煮込み料理は夏場に作るとキッチンがサウナのようになりますが、電気圧力鍋なら室温への影響は最小限。夏でも涼しい顔をして、熱々のカレーや煮物を食卓に出すことができます。

【デメリット】購入前に知っておくべき「3つの落とし穴」

メリットばかりが強調されがちな電気圧力鍋ですが、もちろん弱点もあります。ここを理解せずに購入すると、結局使わなくなってしまいがちです。

1. 「調理時間」と「完成時間」のギャップ

これが最大の誤解ポイントです。レシピ本やパッケージに「加圧5分!」と書かれていても、5分で料理が食べられるわけではありません。

電気圧力鍋の調理工程には、以下の3ステップが必要です。

  • 昇温時間(10〜20分):圧力がかかる温度まで熱する時間
  • 加圧時間(設定した時間):実際に圧力をかけて調理する時間
  • 減圧時間(10〜40分):圧力が下がるのを待つ時間

つまり、「加圧5分」の料理でも、スイッチを押してから蓋を開けられるようになるまで、トータルで1時間近くかかることも珍しくありません。「帰宅後すぐに食べたい!」という場合、急速減圧機能がない機種だと待ち時間がストレスになる可能性があります。

2. 意外と場所を取る「サイズ感」と「蒸気」

電気圧力鍋は、炊飯器を一回り大きくしたようなサイズ感のものが多いです。キッチンのカップボードや作業台に、常設できるスペースがあるかどうかの確認は必須です。

また、盲点なのが「蒸気口」のスペースです。調理中や減圧時に蒸気が出るため、上部に棚板がある場所や、湿気に弱い家電の近くには置けません。「置く場所がなくて、使うたびに箱から出すのが面倒になり、お蔵入りした」という失敗談はよく聞かれます。

3. お手入れの手間と「におい移り」

構造上、蓋にはパッキンや内蓋、蒸気弁など複数のパーツがついています。これらは使用ごとに分解して洗う必要があります。お鍋ならサッと丸洗いできるところを、ちまちまとパーツを洗うのを「面倒だ」と感じる方もいるでしょう。

さらに、カレーや角煮など香りの強い料理を作ると、パッキンににおいが残りやすい傾向があります。次に白米を炊いたり、優しい味付けの煮物を作ったりする際に、前の料理のにおいが移ってしまうことがあるため、気になる方は「カレー用」と「それ以外用」でパッキンを使い分けるなどの工夫が必要です。

後悔しない!電気圧力鍋の「選び方」重要ポイント

デメリットを把握した上で「やっぱり欲しい!」と思われた方へ、機種選びで失敗しないためのチェックポイントを解説します。

1. 容量は「家族の人数+1リットル」が目安

電気圧力鍋には「調理容量(実際に入れられる量)」と「満水容量(容器全体の大きさ)」があります。チェックすべきは「調理容量」です。

  • 1〜2人暮らし:調理容量 1.5L〜2.0L前後(コンパクトで扱いやすい)
  • 3〜4人家族:調理容量 2.6L〜4.0L前後(カレーを一箱分作るならこのサイズ)

「大は小を兼ねる」で大きめを選びたくなりますが、大きすぎると予熱(昇温)に時間がかかったり、シンクで洗いにくかったりします。ライフスタイルに合った適正サイズを選びましょう。

2. 蓋の構造(スライド式 vs プッシュ式)

蓋の開け閉めのタイプも使い勝手を左右します。

  • スライド式・完全分離型:蓋を完全に外せるタイプ。洗いやすく衛生的ですが、蓋の置き場所に困ることがあります。
  • プッシュ式・一体型:炊飯器のようにパカッと開くタイプ。蓋の置き場所に困らず、水滴が垂れにくいですが、洗う際に蓋ごと本体から取り外すのが少し手間に感じる機種もあります。

3. 「煮込みモード(鍋モード)」の有無

意外と重要なのが、蓋を開けたまま加熱できる「煮込みモード」「鍋モード」です。

圧力調理が終わった後、「もう少し煮汁を煮詰めたい」「最後にカレールーを溶かしたい」という場面は多々あります。この機能がないと、わざわざ別のお鍋に移し替えて煮詰めなければならず、洗い物が増えてしまいます。1台で完結させたいなら、この機能は必須と言えます。

まとめ:電気圧力鍋はこんな人におすすめ!

電気圧力鍋は、すべての料理を短時間で終わらせる「魔法の道具」ではありません。しかし、その特性を正しく理解して使えば、生活の質を大きく向上させてくれる最強のパートナーになります。

▼ 電気圧力鍋が向いている人

  • 調理中、キッチンから離れて他のことをしたい人
  • 火加減の調整が苦手で、料理の失敗を減らしたい人
  • 固いお肉や魚の骨まで柔らかく食べたい人
  • コンロが一口しかなく、同時調理の数を増やしたい人

▼ 電気圧力鍋が向いていない人

  • 「いただきます」までのトータル時間をとにかく短くしたい人
  • パーツ洗いやお手入れが極端に苦手な人
  • キッチンに置き場所を確保できない人

あなたのライフスタイルにおいて、「調理の拘束時間をゼロにするメリット」が「設置場所やお手入れの手間」を上回るなら、導入する価値は十分にあります。ぜひ、あなたにぴったりの一台を見つけて、ゆとりある食卓を手に入れてください。